看護師の履歴書の書き方
即答:看護師など医療職の職歴は「2019年4月 医療法人◯◯会◯◯病院 入職」のように法人名から正式に書き、病院・クリニック・施設には「入社」ではなく「入職」を使うのが一般的です。免許・資格欄は「看護師免許 取得」と正式名称で書きます。配属病棟の詳細は履歴書には書かず、職務経歴書で伝えます。
医療・介護職向けの履歴書とは、様式は一般の履歴書と同じまま、「入職・退職の言葉づかい」「施設名・免許の正式表記」という医療業界特有の記載慣行だけが加わる書類です。看護師・介護職・保育士などの応募では、この表記の正確さが「書類を丁寧に扱える人か」のシグナルとして見られます。このページは、看護師の転職・ブランクからの復職を中心に、介護・保育など免許職にも共通する書き方を上から順に解決します。
医療職の記入見本(看護師転職版/ブランク復職版)
| 看護師転職版のポイント | ブランク復職版のポイント | |
|---|---|---|
| 職歴 | 法人名から正式に+「入職」。在職中は「現在に至る」 | 退職行に理由一言+復職準備の一言 |
| 免許・資格 | 「看護師免許 取得」を取得年月順で | 同左(免許は失効しないため必ず書く) |
| 本人希望欄 | 夜勤可否・勤務形態など通らなければ働けない条件のみ | 同左+勤務開始可能時期 |
医療職はここだけ違う3点
- 「入社」ではなく「入職」:病院・クリニック・介護施設など会社組織でない勤務先には「入職」を使うのが一般的です。判断に迷う応募先のための諸説表を次のセクションに置きました。
- 施設名は法人名から正式に:「◯◯病院」だけでなく「医療法人社団◯◯会 ◯◯病院」と法人格から書きます。求人票や施設の公式サイトで正式名称を確認してから書きます。
- 免許は正式名称+「取得」:「正看護師」は通称なので、「看護師免許 取得」と書きます。医療・介護系免許の書き方は下の表にまとめました。
「入社」と「入職」どちらを書く?(諸説の整理)
当サイトの推奨は「病院・施設は入職、迷ったら勤務」です。
| 応募先・勤務先 | 推奨する表記 | 理由 |
|---|---|---|
| 病院・クリニック(医療法人・国公立) | 入職 | 会社組織ではないため「入社」がなじまない |
| 介護施設(社会福祉法人など) | 入職 | 同上 |
| 株式会社が運営する施設・訪問看護ステーション | 入社・入職どちらも可 | 会社組織のため「入社」も正しい |
| 迷った場合 | 「勤務」(例:◯◯病院にて勤務) | どの法人格でも誤りにならない安全解 |
なお「入社」と書いても不合格になるような重大な誤りではありません。退職も同様に、病院なら「退職」(「退社」は使わない)と書きます。入社・退社・退職など言葉の使い分けの総合解説は職歴欄の書き方(雇用形態別の見本15例)が主担当です。
職歴の見本(病院・クリニック・介護施設)
職歴
2016 4 医療法人社団◯◯会 ◯◯病院 入職
看護師として勤務
2021 3 一身上の都合により退職
2021 4 ◯◯内科クリニック 入職
現在に至る
以上
- 病棟名・診療科:履歴書の職歴欄には原則書かず、「看護師として勤務」の1行に留めます。「内科病棟で5年・救急外来で2年」といった配属の詳細は職務経歴書で伝えます。
- クリニック:法人格がない個人クリニックは「◯◯内科クリニック 入職」とそのまま書きます。
- 介護職:「社会福祉法人◯◯会 特別養護老人ホーム◯◯ 入職」「介護職員として勤務」の形式です。
- 派遣・応援ナース:派遣元と派遣先を書き分けます。派遣の書式は職歴の派遣社員向け記事に見本があります。
免許・資格はどう書く?(医療・介護系の正式名称)
| 通称 | 履歴書での書き方 |
|---|---|
| 正看護師 | 看護師免許 取得 |
| 准看護師 | 准看護師免許 取得 |
| 保健師 | 保健師免許 取得 |
| 助産師 | 助産師免許 取得 |
| 介護福祉士 | 介護福祉士 登録 |
| 保育士 | 保育士 登録 |
| 幼稚園の先生 | 幼稚園教諭一種(二種)免許状 取得 |
取得年月順に、免許→資格の順で書きます。認定看護師・専門看護師・ケアマネジャー(介護支援専門員)なども資格欄に正式名称で書けます。結婚などで姓が変わっている方は、免許の氏名変更手続きが済んでいるかを応募前に確認しておくと、入職時の免許確認がスムーズです。※名称の正確な表記は公開前に一次資料で確認してください。医療系以外も含む正式名称の調べ方と一覧は資格・免許の正式名称一覧と書ける級・点数の早見表が主担当です。
ブランクからの復職はどう書く?
書き方は「事実+現在の準備状態」の2点セットです。看護職は資格職のため、ブランクがあっても免許は失効せず、復職の土俵にいつでも戻れます。
2020 3 医療法人◯◯会◯◯病院 退職(出産・育児のため)
(2026年◯月に復職支援研修を受講し、現在は就業可能です)
- 都道府県のナースセンター等が実施する復職支援研修を受講した場合は、その事実を1行書くと「準備している人」として伝わります。
- ブランクの理由別(育児・介護・体調)の例文と伝え方は空白期間を不利にしない書き方の例文集が主担当です。
- 夜勤の可否・時短希望など復職時の条件は本人希望欄に「日勤のみの勤務を希望します」のように具体的に書きます。
本人希望欄はどう書く?(夜勤・勤務形態・入職可能日)
医療・介護職の本人希望欄は、シフト組みに直結するため空欄にしない欄です。通らなければ働けない条件だけを、次のように具体的に書きます。
- 「日勤のみの勤務を希望します(保育園の送迎のため)。」
- 「二交代・三交代のいずれも勤務可能です。」
- 「在職中のため、入職は内定後1ヶ月半後から可能です。」
夜勤の可否は面接で必ず確認される項目なので、書類の段階で明示しておくと選考がすれ違いません。給与額の指定や細かい配属希望はこの欄には書かず、面接で相談します。書いていい条件・避けたほうがよい条件の線引きは本人希望欄の専門記事に例文20がまとまっています。
病院宛の封筒・宛名はどう書く?
宛名は「医療法人社団◯◯会 ◯◯病院 採用ご担当者様」のように、施設の正式名称+部署・担当者で書きます。「御中」と「様」の使い分けや、病院宛の見本画像は封筒の宛名の書き方(郵送・手渡し別の見本つき)が主担当です。看護部長宛と指定された場合は「看護部長 ◯◯様」と役職+氏名で書きます。
志望動機に迷ったら(例文3つ+自動作成)
型は「きっかけ→活かせる経験→この施設の理由」の3文です。医療職は「なぜこの施設か」を病床規模・診療科・理念など具体で語れると強くなります。
- 「急性期病棟で5年間勤務し、より患者様一人ひとりと長く関わる看護がしたいと考え、地域密着の貴院を志望しました。」
- 「育児のため3年間離職していましたが、復職支援研修を受講し、ブランクを埋める準備をしてまいりました。日勤帯で貴院に貢献したいと考えています。」
- 「訪問介護で培った生活援助の経験を、入所施設でのケアにも広げたいと考え応募しました。」
医療・介護の職種別例文をもっと見たい方は志望動機の書き方と例文60選(自動作成つき)の職種別セクションへ。文章が進まないときは選択式の質問に答えて志望動機を自動作成するが最短です。
よくある質問
- Q. 「正看護師」と書いてはいけませんか?
- A. 「正看護師」は通称のため、免許欄では「看護師免許 取得」と書きます。准看護師の方は「准看護師免許 取得」です。
- Q. 病棟名や診療科は履歴書に書きますか?
- A. 履歴書の職歴欄には書かず、「看護師として勤務」に留めるのが基本です。配属や症例経験は職務経歴書で詳しく書きます。
- Q. クリニックにも「入職」でいいですか?
- A. 問題ありません。個人クリニックでも医療機関への就業なので「入職」または「勤務」が自然です。
- Q. 奨学金の返済免除(お礼奉公)明けの退職はどう書きますか?
- A. 理由を書く義務はなく、「一身上の都合により退職」で問題ありません。面接で聞かれたら「奨学金の就業条件を満了した」と事実を答えれば十分です。
- Q. 認定看護師・専門看護師はどこに書きますか?
- A. 免許・資格欄に正式名称(例:「◯◯分野 認定看護師」)で書きます。応募先の診療科と関連が深い場合は志望動機でも一言触れると効果的です。
- Q. パート勤務の看護師でも職歴に書きますか?
- A. 書きます。「◯◯クリニック 入職(パートとして勤務)」の形式で、正式な職歴として扱います。
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