50代の履歴書の書き方
即答:50代の履歴書は、職歴を省略せず時系列で書いたうえで1社1〜2行に整理し、健康状態欄は業務に支障がなければ「良好」、働ける曜日・時間帯は本人希望欄に具体的に書けば完成します。様式は職歴欄多めのA4タイプが書きやすく、パート応募ならパート・アルバイト用でかまいません。
50代・60代の履歴書とは、書き方のルール自体は他の年代と同じまま、「長い職歴の整理」「健康状態と勤務条件の伝え方」という2つの実務だけが加わる書類です。年齢そのものを取り繕う必要はありません。採用側が確認したいのは年齢ではなく、「無理なく働ける条件」と「直近の経験」が募集と合うかどうかです。このページは40代後半〜65歳の応募を想定し、パート・再就職・定年後のそれぞれで迷う点を上から順に解決します。
50代の記入見本(パート版/再就職版)
| パート版のポイント | 再就職(正社員・契約)版のポイント | |
|---|---|---|
| 職歴 | 直近を中心に1社1行へ整理 | 全社時系列+詳細は職務経歴書へ |
| 健康状態 | 「良好」+必要なら補足一言 | 同左 |
| 本人希望欄 | 働ける曜日・時間帯を具体的に | 通らなければ働けない条件のみ簡潔に |
50代はここだけ違う3点
- 職歴は「省略せず、整理する」:社歴が多くても省略はせず、入社・退職を1行にまとめる書式や職歴欄多めの様式で行を節約します。具体的な節約の順番と別紙の使い方は職歴欄が足りないときの行の節約順と別紙の使い方が主担当です。実績の詳細は履歴書に詰め込まず、履歴書と職務経歴書の使い分けのとおり職務経歴書に分担させます。
- 健康状態欄は「事実+業務に支障なし」:業務に支障がなければ「良好」の2文字で完結します。書き方の型は下のセクションにまとめました。
- 本人希望欄=無理なく続けられる条件:「週3日・9時〜16時で勤務できます」のように、働ける条件を具体的に書きます。条件を書くことは要求ではなく、長く働けることの証明になります。
基本情報欄のクイック表(50代用)
| 欄 | 50代の書き方 |
|---|---|
| 日付 | 提出日。西暦・和暦はどちらでもよいが書類内で統一 |
| 学歴 | 高校入学(または卒業)から。年の計算は入学・卒業年を生年月日から自動計算する(浪人・留年補正つき)で確認 |
| 職歴 | 全社時系列。行が足りなければ1社1行に整理 |
| 免許・資格 | 応募職種に関連する順。古い資格も有効なら書いてよい |
| 健康状態 | 「良好」+必要な補足のみ |
| 本人希望欄 | 働ける曜日・時間帯・通勤条件を具体的に |
健康状態はどう書く?(そのまま使える記入例)
業務に支障がなければ「良好」と書けば完結します。健康状態欄は自己申告の欄で、業務に支障がない範囲の通院まで詳しく書く義務はなく、事実に反しない範囲で「働けること」を主語にして書きます。
- 業務に支障がない場合:「良好」
- 通院があるが勤務に影響しない場合:「良好(月1回の通院がありますが、業務に支障はありません)」
- 配慮があれば問題なく働ける場合:「良好(重量物の運搬を除き、業務に支障はありません)」
持病を書くべきか迷うケースや告知の考え方は、健康状態欄の書き方(通院・持病があるときの記入例)で詳しく整理しています。虚偽はNGですが、不安の先回りをして書きすぎる必要もありません。
定年後・60代の応募はどう書く?
定年退職は自己都合でも会社都合でもない退職なので、職歴欄には次のように書きます。
2025 3 株式会社◯◯ 定年退職
以上
- 定年後に同じ会社で再雇用されていた場合は、「2025年4月 同社に嘱託社員として再雇用」「2026年3月 契約期間満了により退職」のように続けます。
- 定年から応募までに期間が空いた場合は、「退職後は家業の手伝いをしながら再就職の準備をしていました」のように一言添えれば十分です。長めの空白の書き方は空白期間を不利にしない書き方の例文集が主担当です。
なお、求人で年齢制限を設けることは法律で原則禁止されています(例外事由あり)。※制度の詳細は厚生労働省(www.mhlw.go.jp)の最新情報で確認してください。年齢を理由に応募をあきらめる必要はありません。
「年齢で落とされるのでは」という不安への答え
書類でできる最も効果的な対策は、年齢を隠すことではなく、採用側の2つの心配を先回りして消すことです。
- 「無理なく続けられるか」:本人希望欄に「週3日・9時〜16時で勤務できます。土日どちらかの出勤も可能です」のように、続けられる条件を具体的に書きます。曖昧な「なんでもやります」より信頼されます。
- 「新しい環境になじめるか」:志望動機に「教わる姿勢」を1文入れます(例:「これまでのやり方に固執せず、貴店の手順を一から覚えるつもりです」)。
経歴の長さはそのまま強みです。謙遜しすぎて経験を削る必要はなく、事実を整理して見やすく出すことに集中してください。応募書類は年齢を判定される場ではなく、これまで働いてきた事実を証明できる場だと考えると、書くべきことが自然に決まります。
写真も年齢を隠す必要はありません。撮影後3ヶ月以内・縦4cm×横3cm・無地背景の規格を守り、明るい場所で表情がはっきり写るように撮れば十分です。
50代パートの職歴はどこまで書く?
パート応募では、30年分の職歴をすべて詳細に書く必要はありません。原則(省略しない)と実務(見やすさ)は、次の形で両立できます。
- 古い職歴は「1990年4月〜2005年3月 株式会社◯◯ 勤務」のように1社1行に圧縮する
- 直近10〜15年の職歴は入社・退職を通常どおり書く
- 応募職種に関わる経験(接客・調理・事務など)が古い職歴にある場合は、志望動機で一言拾う
雇用形態別の書式そのものは職歴欄の書き方(雇用形態別の見本15例)で確認できます。
志望動機に迷ったら(例文3つ+自動作成)
型は他の年代と同じ「きっかけ→活かせる経験→この職場の理由」の3文です。経験年数は具体的な数字で書きます。
- 「食品スーパーで15年レジと売場を担当してきました。自宅から近い貴店で、経験をそのまま活かせると考え応募しました。」
- 「定年退職を機に、長年の経理経験を週3日の勤務で活かせる職場を探しており、貴社の募集内容と合致しました。」
- 「子育てと介護が一段落し、体力面でも無理のない時間帯で長く勤めたいと考えています。」
50代・60歳向けの例文をもっと見たい方は志望動機の書き方と例文60選(自動作成つき)の雇用形態別セクションへ。文章にするのが苦手なら選択式の質問に答えて志望動機を自動作成するが最短です。
よくある質問
- Q. 年齢を理由に書類で落とされることはありますか?
- A. 求人の年齢制限は法律で原則禁止されており、年齢だけを理由にした不採用は本来認められていません。書類では「働ける条件」と「直近の経験」を具体的に書くことが最も有効です。
- Q. 職歴が多すぎて書ききれません。省略していいですか?
- A. 無断の省略は避け、1社1行への圧縮や職歴欄多めの様式で対応します。それでも収まらなければ「詳細は職務経歴書に記載」と書いて分担します。
- Q. 健康状態に通院を正直に書くと不利ですか?
- A. 業務に支障がなければ「良好」で問題なく、支障のない通院を詳細に書く義務はありません。支障がある場合は、配慮があれば働ける条件を具体的に書くほうが伝わります。
- Q. 手書きのほうが誠意が伝わりますか?
- A. 手書きとパソコンで選考上の差はなく、読みやすさが最優先です。手が疲れる・書き損じが不安なら、パソコン作成で問題ありません。
- Q. 写真は何を着て撮ればいいですか?
- A. 正社員・契約なら襟のあるジャケット、パートなら清潔感のある私服で十分です。縦4cm×横3cm・3ヶ月以内・無地背景の規格を守ります。
- Q. 65歳を過ぎていても履歴書の書き方は同じですか?
- A. 同じです。年齢による特別ルールはなく、職歴の整理・健康状態・勤務条件という本ページの3点をそのまま使えます。
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