履歴書の在学中・卒業見込みの書き方
即答:在学中のバイト応募なら学歴の最終行に「◯◯大学◯◯学部◯◯学科 在学中」、新卒の就活なら「20XX年3月 ◯◯大学◯◯学部◯◯学科 卒業見込み」と書きます。「在学中」は今も学校に通っている状態を示す言葉、「卒業見込み」は所定の時期に卒業して入社できることを示す言葉です。
「卒業見込み」とは、卒業に必要な課程を予定どおり修めて所定の年月に卒業する見込みであることを、応募先に対して示す学歴欄の定型句です。「在学中」とは、現在その学校に在籍していて、卒業の時期を約束する必要がない場面で使う表記です。同じ「まだ卒業していない」状態でも、応募の種類によって使う言葉が変わります。
まず結論:あなたはどちらを書く?(使い分け早見表)
| あなたの状況 | 書く表記 | 年月欄 | 書き方 |
|---|---|---|---|
| 大学生・専門学校生が新卒の就活で応募 | 卒業見込み | 卒業予定の年月を書く | 見本1 |
| 大学生が在学中にバイト応募 | 在学中 | 空欄 | 見本2 |
| 高校生がバイト応募 | 在学中 | 空欄 | 見本3 |
| 大学院生が就活で応募 | 修了見込み | 修了予定の年月を書く | 見本4 |
| 専門学校生・短大生がバイト応募 | 在学中 | 空欄 | 見本5 |
| 卒業後に社会人として応募(転職) | どちらも書かない(卒業年月+「卒業」) | 卒業した年月 | → 親ガイドへ |
判断の軸は「卒業のタイミングが採用条件に関わるか」です。新卒採用は「来春卒業する人」を採る仕組みなので、卒業の時期を約束する「卒業見込み」を書きます。在学中のバイトは卒業を待たずに働くので、在籍の事実だけを示す「在学中」で足ります。
なぜ使い分けるのか(意味の違いと根拠)
「卒業見込み」は、単なる予定ではなく「卒業要件を満たす見込みが立っている」という宣言です。採用側はこの一言を、入社日(多くは卒業翌月の4月1日)に勤務を始められる根拠として読みます。だからこそ就活の履歴書で「在学中」と書くと、「いつ卒業するのか」「本当に来春入社できるのか」が読み取れず、書類として情報が足りません。
逆に、バイト応募で「卒業見込み」と書くと不自然です。バイトの採用側が知りたいのは「学生であること」と「いつまで働けそうか」であり、卒業の約束ではないからです。在籍状態を示す「在学中」がかみ合います。
「卒業見込み」はいつから書ける?(諸説整理)
書ける時期には諸説があります。答えが割れる論点なので、各説と当サイトの推奨を整理します。
| 説 | 内容 | 当サイトの評価 |
|---|---|---|
| 最終学年になってから | 4年制大学なら4年生の4月以降に書く | ◎ 最も異論が出ない安全解 |
| 新卒採用への応募時点から | 3年生の3月のエントリー開始時点でも可。新卒採用自体が「卒業見込み者」を対象にした仕組みのため | ○ 就活の応募書類では慣行として通用する |
| 卒業要件を満たす見込みが立ってから | 単位の取得状況で自分で判断する | ○ 実態に忠実だが、判断基準が人によってぶれる |
当サイトの推奨は「新卒採用に応募する書類なら学年を問わず卒業見込みと書き、それ以外の場面では在学中と書く」です。新卒採用の応募書類で「卒業見込み」と書いて減点されることはありません。一方、卒業がまだ2年以上先の1〜2年生がバイト応募の履歴書に「卒業見込み」と書く必要はありません。
「卒業見込」と「卒業見込み」はどちらが正しい?
送り仮名の有無はどちらも誤りではありません。市販の履歴書や企業の書式でも両方の表記が使われています。1枚の履歴書の中でどちらかに統一されていれば減点されません。当サイトは読みやすさから「卒業見込み」を推奨します。なお「卒業予定」も意味は通じますが、応募書類の定型は「卒業見込み」です。
書き方見本5例
見本1:大学生の就活(卒業見込み)
学歴
2021 3 ◯◯市立◯◯中学校 卒業
2021 4 ◯◯県立◯◯高等学校 普通科 入学
2024 3 ◯◯県立◯◯高等学校 普通科 卒業
2024 4 ◯◯大学経済学部経済学科 入学
2028 3 ◯◯大学経済学部経済学科 卒業見込み
卒業見込みの行には、卒業予定の年月を年月欄に書きます。学校名は入学行と同じ正式名称を繰り返します。
見本2:大学生のバイト応募(在学中)
学歴
2021 3 ◯◯市立◯◯中学校 卒業
2024 3 ◯◯県立◯◯高等学校 普通科 卒業
2024 4 ◯◯大学経済学部経済学科 入学
◯◯大学経済学部経済学科 在学中
「在学中」の行は年月欄を空欄にします。今この瞬間の状態を示す言葉なので、日付は不要です。バイト用のA4・1枚様式なら、高校の入学行を省いて行数を節約しても減点されません。
見本3:高校生のバイト応募(在学中)
学歴
2024 3 ◯◯市立◯◯中学校 卒業
2024 4 ◯◯県立◯◯高等学校 普通科 入学
◯◯県立◯◯高等学校 普通科 在学中
高校生も書き方は同じです。学年(2年生など)を書く欄はないため、面接や本人希望欄で伝えます。高校生ならではの注意点(学校の許可・保護者の連絡先)はバイト用履歴書の書き方(高校生・大学生の見本つき)にまとめています。
見本4:大学院生の就活(修了見込み)
2024 4 ◯◯大学大学院◯◯研究科◯◯専攻 修士課程 入学
2026 3 ◯◯大学大学院◯◯研究科◯◯専攻 修士課程 修了見込み
大学院は「卒業」ではなく「修了」を使うため、見込みも「修了見込み」と書きます。
見本5:専門学校生のバイト応募(在学中)
2024 4 専門学校◯◯カレッジ ◯◯学科 入学
専門学校◯◯カレッジ ◯◯学科 在学中
専門学校・短期大学も大学と同じ形です。学校名は「専門学校◯◯」「◯◯短期大学」と正式名称で書きます。
ケース別:こんなときはどう書く?
就活の履歴書に「在学中」と書いてしまったら?
意味は通じるため、それだけで不合格になることは通常ありません。ただし卒業時期が伝わらないため、提出前なら「20XX年3月 卒業見込み」に書き直すのが確実です。
留年しそうで「卒業見込み」と書くのが不安なときは?
応募時点で卒業する見込みを持って書いたのであれば、結果として留年しても経歴詐称にはあたりません。ただし卒業できないことが確定したら、内定先・選考中の企業へ速やかに連絡するのが誠実な対応です。留年した期間の学歴欄への書き方は浪人・留年・休学の書き方で扱っています。
休学中のバイト応募は「在学中」でいい?
休学中は在籍していますが通学していないため、「◯◯大学◯◯学部◯◯学科 休学中」と事実どおり書くのが基本です。理由の添え方と面接での伝え方は、休学・ブランクを不安に感じる方向けの空白期間を不利にしない書き方の例文集へ委譲します。
働きながら通信制大学に在学中の場合は?
学歴欄に「◯◯大学(通信教育課程)◯◯学部 在学中」と書けます。職歴と並行していても問題なく、学び続けている事実はむしろ伝える価値があります。
「卒業見込証明書」を求められたら?
新卒採用では、応募先から卒業見込証明書(卒業見込みであることを大学が証明する書類)の提出を求められることがあります。発行条件と日数は大学によって異なるため、就活が本格化する前に教務課・学生課で確認しておくと慌てません。
入学・卒業の年がすぐ出てこないときは
在学中・卒業見込みの行を書く前に、中学卒業からの年月を正確に並べる必要があります。学歴をどこから書くかの判断と年の計算は、親ガイドの学歴の入学・卒業年を自動計算(浪人・留年補正つき早見表)が主担当です。生年月日を選ぶだけなら入学・卒業年を生年月日から自動計算する(浪人・留年補正つき)が最短です。
よくある質問
- Q. 「卒業見込み」は3年生でも書けますか?
- A. 新卒採用への応募書類(インターン選考含む)であれば、3年生の応募時点で書いて問題ありません。就活以外の場面では「在学中」を使います。
- Q. 「在学中」の行の年月欄には何を書きますか?
- A. 空欄のままにします。現在の状態を示す言葉のため、年月は書きません。
- Q. 「卒業予定」と書いてもいいですか?
- A. 意味は通じ、それだけで減点にはなりません。ただし応募書類の定型は「卒業見込み」なので、これから書くなら「卒業見込み」を使ってください。
- Q. 大学院生は「卒業見込み」ですか?
- A. 「修了見込み」です。大学院の課程は「卒業」ではなく「修了」と表現します。
- Q. 高校生のバイト応募も「卒業見込み」が必要ですか?
- A. 不要です。在籍を示す「在学中」で足り、卒業時期の約束は求められていません。
- Q. 「以上」は在学中・卒業見込みの後に書きますか?
- A. 学歴の直後には書きません。「以上」は学歴・職歴セットの最後(職歴の末尾、職歴なしなら「なし」の次の行)に1回だけ書きます。
在学中か卒業見込みか、迷う時間はここで終わりです。 履歴書chanの学歴自動計算では、生年月日と「在学中/卒業見込み」の状況を選ぶだけで、正しい表記の学歴欄がそのまま出来上がります。この学歴欄を反映して作成を始めるから、無料・登録不要で1枚を完成させられます。