履歴書の名前の書き方

監修・運営:オルグロー株式会社

有料職業紹介事業許可 13-ユ-313222 / 東京商工会議所常任委員。就職・転職支援の正規許可事業者として、履歴書作成サービス「履歴書chan」を運営しています。運営会社の詳細

即答:履歴書の名前は、戸籍どおりの漢字で、姓と名の間を1文字分空けて大きめに書きます。ふりがなは欄の表記が「ふりがな」ならひらがな、「フリガナ」ならカタカナです。印鑑は押印欄がある様式のみ、朱肉を使う認印で押します。シャチハタは使いません。

履歴書の氏名欄とは、応募者が誰であるかを公的な名前で示す欄のことです。採用後は雇用契約・社会保険の手続きがこの名前を起点に進むため、普段の通称や略字ではなく、戸籍に登録された表記で書くのが原則です。

氏名欄の基本ルール(記入例つき)

氏名欄の書き方は、次の4点を守れば完成します。

  1. 戸籍どおりの漢字で書きます。 普段「斉藤」と書いていても戸籍が「齋藤」なら「齋藤」です。
  2. 姓と名の間を1文字分空けます。 欄に区切り線がない様式で姓名の境目を明確にするためです。詰めて書いても誤りではありませんが、読みやすさで空ける書き方をおすすめします。
  3. 欄に対して大きめ・楷書で書きます。 氏名は履歴書の中で最初に読まれる情報なので、他の欄より一回り大きい字で丁寧に書きます。
  4. ふりがなは姓と名の間を氏名と同じように空けて振ります。 濁点・半濁点まで正確に書きます。
ふりがな やまだ はなこ
氏 名  山田 花子

フリガナ ヤマダ ハナコ
氏 名  山田 花子

書くペンは黒インクの0.5mm前後が読みやすい目安です。氏名欄は書き損じが目立つ場所なので、にじまないボールペンの選び方(太さ0.5mm)も参考にしてください。

「ふりがな」と「フリガナ」はどう書き分ける?

ふりがなの文字種は、様式の欄名に合わせるのが正解です。欄名が平仮名で「ふりがな」と印字されていればひらがな、片仮名で「フリガナ」ならカタカナで書きます。これは氏名欄だけでなく、住所欄のふりがなも同じルールです。

逆にしてしまっても意味は通じますが、「欄の指示を読んでいない」という印象につながるため、書く前に欄名を確認する習慣をつけてください。

旧字体・異体字はどう書く?(髙・﨑・邊など)

戸籍の漢字が旧字体・異体字の場合、手書きなら戸籍どおりに書きます。頻出の対応は次のとおりです。

常用字体 戸籍で使われる字体の例 書き方の判断
髙(はしごだか) 戸籍が髙なら髙と書く
﨑(たつさき) 同上
邊・邉 同上
斉・斎 齊・齋 「さいとう」は4系統あるため戸籍を確認して書く
同上
同上

パソコン作成で旧字体が変換できない場合は、常用字体で入力しても選考上の不利はありません。気になる場合は、入社手続きの段階で「戸籍上は旧字体です」と伝えれば足ります。環境依存文字を無理に使うと、応募先の画面で文字化けするリスクの方が大きいためです。

結婚などで姓が変わった場合はどう書く?

改姓後は、現在の戸籍の姓で書くのが原則です。旧姓のままの履歴書は、本人確認書類や資格証明と照合できなくなるため使いません。

そのうえで、職務上の実績や資格を旧姓で積んでいる場合は、氏名欄に「山田(旧姓:佐藤)花子」のように括弧書きで旧姓を併記するか、本人希望欄に「業務上は旧姓(佐藤)を使用しています」と書く方法があります。資格証明書の名義が旧姓のままの場合も、この併記で説明がつきます。

印鑑(ハンコ)は押す?押さない?

結論はシンプルで、押印欄がある様式だけ押し、欄がなければ押しません

履歴書の押印は法的な義務ではなく、2020年以降の行政手続の押印見直しと2021年の様式再編を経て、現在主流の様式(厚生労働省の様式例など)には押印欄自体がありません。欄のない履歴書に自分の判断で押すと、かえって様式を理解していない印象になります。押印欄のない最新様式を使いたい方は、履歴書テンプレート(無料・登録不要でそのまま作成)から入手できます。

押印欄がある様式を使う場合のルールは次の3点です。

項目 正解 理由
使う印鑑 朱肉を使う認印(フルネームまたは姓の彫刻印) 実印・銀行印である必要はない
シャチハタ(インク浸透印) 不可 インクが変質しやすく大量生産の同型印のため、応募書類では避けるのが慣例
押し方 枠内に、まっすぐ・かすれなく1回で 上下逆・かすれ・二重押しは書き直しの対象

押印はにじみ・かすれの事故が起きやすいため、記入をすべて終えた最後ではなく、書き始める前に押す順序をおすすめします。かすれた場合、ずらして押し直すより書類ごと作り直す方がきれいに仕上がります。訂正印で済ませてよいかの判断は書き間違えたときの対処(訂正していいケース・書き直すべきケース)を参照してください。

名前のローマ字・英語表記は必要?

日本語の履歴書では、ローマ字表記は不要です。ローマ字氏名の記入欄があるのは英文履歴書や一部のWeb応募フォームだけで、日本語様式の氏名欄にローマ字を書き足す必要はありません。Web応募フォームでローマ字入力を求められた場合は、パスポートと同じヘボン式(例:YAMADA HANAKO)で統一しておくと、後の手続きで表記ゆれが起きません。

外国籍の方は、在留カードの氏名表記(アルファベットまたは漢字)で書き、通称名を使う場合は「氏名(通称:◯◯)」と併記すると照合がスムーズです。

氏名・印鑑以外の項目の書き方は、親ガイドの全10項目の見本つき 履歴書の書き方ガイドでまとめて確認できます。

よくある質問

Q. 名前のふりがなは姓と名の間も空けますか?
A. 空けます。氏名欄の姓名の区切りと、ふりがなの区切りが縦に揃うと読みやすくなります。
Q. 印鑑を押し忘れて提出してしまいました。不合格になりますか?
A. 押印欄があっても、押し忘れだけで不合格になることは通常ありません。面接時に指摘されたら、その場で押すか謝辞を添えれば足ります。
Q. シャチハタしか持っていません。買い直すべきですか?
A. 押印欄のある様式を使うなら、朱肉用の認印(数百円で購入可)を用意するのが無難です。押印欄のない様式を選べば印鑑自体が不要になります。
Q. 印鑑はどこに押しますか?
A. 押印欄(「印」と印字された円)の枠内に押します。欄がない様式では押す場所自体がないため、押しません。
Q. 戸籍の旧字体がパソコンで出ません。常用漢字で提出していいですか?
A. 問題ありません。選考上の不利はなく、入社手続きの際に戸籍上の字体を伝えれば足ります。
Q. 氏名はゴム印やパソコンの署名画像でもいいですか?
A. パソコン作成の履歴書なら氏名も入力文字で問題ありません。手書きの履歴書でゴム印を使うのは、手を抜いた印象になるため避けます。
Q. 名前を書き間違えたら二重線で直せますか?
A. 氏名欄は履歴書の顔にあたるため、訂正せず書き直すことを強くおすすめします。パソコン作成なら修正して印刷し直すだけで済みます。

氏名・ふりがなの書き直しをゼロにするなら。 履歴書chanの作成画面では、氏名とふりがなを一度入力すれば押印欄のない最新様式のPDFに正しい位置で反映されるため、書き損じや押印のかすれで書き直す事故がそもそも起きません。登録不要・無料でいますぐ履歴書を作成するから試せます。