履歴書の資格なしは「特になし」と書く
即答:資格が1つもない場合、免許・資格欄には「特になし」と書きます。空欄と斜線は避けてください。勉強中の資格は「日本商工会議所簿記検定試験2級 取得に向けて勉強中(2026年11月受験予定)」のように正式名称+受験予定で書けば、意欲の証明として資格欄に載せられます。
「特になし」とは、記入漏れではなく「書くべき免許・資格がないことを確認したうえでの記載である」と採用側に伝えるための決まり文句です。空欄のままだと「書き忘れたのか、ないのか」を採用側が判別できず、書類全体の丁寧さの印象まで下げてしまいます。
資格欄の全体ルール(取得年月の古い順・免許→資格の順・年表記の統一)は親ガイドの資格・免許の正式名称一覧と書ける級・点数の早見表で解説しています。このページは「書くものがない・まだない」ときの全パターンに絞って答えます。
まず判定:あなたはどのパターン?
| あなたの状況 | 資格欄に書くこと | 見本 |
|---|---|---|
| 免許も資格も何もない | 「特になし」の1行 | 見本1 |
| 運転免許だけある | 免許を正式名称で1行(「特になし」は書かない) | 見本2 |
| 趣味系の検定だけある | 応募職種に関連すれば書く。関連が薄ければ趣味・特技欄へ | — |
| 資格の勉強中 | 「◯◯取得に向けて勉強中(受験予定年月)」 | 見本3 |
| 受験済み・合格発表待ち | 「◯◯受験済み(合格発表待ち)」と事実の範囲で | 見本4 |
| 在学中で卒業時に取得予定 | 「◯◯取得見込み」 | 見本5 |
記入見本:そのまま写せる5パターン
見本1:何もない場合
免許・資格
特になし
年月欄は空欄のまま、名称欄に「特になし」とだけ書きます。職歴欄と違い、資格欄の末尾に「以上」は不要です。
見本2:運転免許だけある場合
免許・資格
2021 7 普通自動車第一種運転免許(AT限定) 取得
免許が1つでもあれば「特になし」は書きません。運転免許は最も広く通用する公的資格なので、1行だけでも堂々と書いてください。AT限定・8t限定などの正確な表記は運転免許の正式名称と書き方(AT限定・8t限定)が主担当です。
見本3:勉強中の場合
免許・資格
日本商工会議所簿記検定試験2級 取得に向けて勉強中
(2026年11月受験予定)
見本4:合格発表待ちの場合
免許・資格
基本情報技術者試験 受験済み(2026年10月合格発表予定)
見本5:卒業時に取得見込みの場合(看護学生など)
免許・資格
2027 3 看護師免許 取得見込み
書く前に:本当に「なし」ですか?(見落としチェック3項目)
「資格なし」と思い込んでいる人の欄から、書ける資格が見つかることはよくあります。次の3つを確認してください。
- 仕事で受けた講習・研修:フォークリフト運転技能講習、食品衛生責任者、介護職員初任者研修などは、正式な「修了」資格として資格欄に書けます。前職で受けさせられた講習を思い出してください。
- 学生時代の検定:英検・漢検・簿記(全商・全経を含む)は、高校時代の合格でも書けます。合格に有効期限はありません。
- 趣味・生活で取った資格:応募職種に関連するなら資格欄に書けます(例:飲食バイトに食品衛生責任者)。関連が薄い場合は趣味・特技欄に回すと会話の種として活きます。
名称がうろ覚えの資格は、略称から資格の正式名称を検索すると記入例までそのまま確認できます。
勉強中の資格はどう書きますか?(書いてよい条件)
勉強中の資格は、次の2条件を満たすなら書くことをおすすめします。
- 応募職種に関連していること:経理補助に応募して簿記を勉強中、のように仕事とつながっていれば「即戦力ではないが方向性が合っている」という強い材料になります。
- 受験予定が具体的であること:「(2026年11月受験予定)」のように時期を書ける状態であることです。時期を書けない「いつか取りたい」段階なら、資格欄ではなく志望動機や面接で触れる程度に留めるのが誠実です。
書いた以上、面接で「勉強の進み具合は?」と聞かれる前提で準備してください。テキスト名や学習時間を一言で答えられれば、勉強中の記載は意欲の証明として機能します。逆に答えに詰まると「書いただけ」と受け取られるため、書く資格は本当に勉強しているものに限ります。
取得見込みと合格発表待ちはどう違いますか?
「取得見込み」は卒業などの条件を満たせば取得が制度上見込まれる場合、「合格発表待ち」は受験済みで合否がまだ出ていない場合に使います。言葉の使い分けを間違えると事実より進んで見えてしまうため、3段階で区別します。
| 段階 | 書き方 | 使える例 |
|---|---|---|
| 勉強中(受験前) | ◯◯ 取得に向けて勉強中(受験予定年月) | 簿記2級を学習中 |
| 受験済み・結果待ち | ◯◯ 受験済み(合格発表予定年月) | 基本情報技術者試験の発表待ち |
| 取得が制度上ほぼ確定 | ◯◯ 取得見込み(取得予定年月) | 卒業と同時に付与される看護師免許・教員免許など |
「取得見込み」は、卒業などの条件を満たせば取得が制度上見込まれる場合に使う言葉です。合否の出ていない試験に「取得見込み」を使うと事実の先取りになるため、「受験済み(結果待ち)」と書き分けてください。
資格なしだと選考で不利になりますか?
資格欄だけで不合格になることは通常ありません。採用側がまず見るのは職歴・志望動機・人柄で、資格欄は補強材料です。資格の記載が求人の応募条件になっている場合(要普通免許・要介護資格など)を除けば、「特になし」を過度に恐れる必要はありません。
そのうえで、空いた分は他の欄で補えます。志望動機で「入社後に◯◯の取得を目指す」と学ぶ姿勢を示す方法は定番ですし、資格取得のために離職期間があった人は、その期間の書き方しだいで印象が変わります。離職期間の表現は空白期間を不利にしない書き方の例文集が主担当です。
よくある質問
- Q. 資格欄を空欄のまま出してもいいですか?
- A. 避けてください。空欄は記入漏れと区別がつかないため、「特になし」と1行書くのが正解です。
- Q. 「特になし」ではなく「なし」でもいいですか?
- A. 「なし」でも意味は通じますが、履歴書の定型は「特になし」です。どちらを書いても合否に影響することは通常ありません。
- Q. 斜線(/)を引いてもいいですか?
- A. おすすめしません。斜線は「使わない欄」の処理に見え、確認済みの「特になし」より印象が弱くなります。
- Q. 勉強中と書いて、面接までに落ちていたらどうしますか?
- A. 「勉強中」は合格を約束する言葉ではないので、不合格でも詐称にはなりません。聞かれたら再挑戦の予定を正直に話せば問題ありません。
- Q. 趣味の資格(漢検・世界遺産検定など)しかありません。書けますか?
- A. 書けます。応募職種に関連するなら資格欄へ、関連が薄いなら趣味・特技欄に書くと面接の話題として活きます。
- Q. 「特になし」と書いた行の年月欄はどうしますか?
- A. 空欄のままにします。年月は資格の取得時期を書く欄なので、「特になし」に対応する年月はありません。
- Q. 履歴書を出した後に資格に合格しました。伝えるべきですか?
- A. 面接で口頭で伝えれば十分です。選考中の追加連絡をするほどの緊急性はありませんが、伝えて損はありません。
「特になし」で終わらせない選択肢もあります。 履歴書chanの資格欄では、略称から資格の正式名称を検索する辞典で「実は書ける資格」を探せて、見つかった正式名称はこの正式名称を資格欄に追加して作成を続けるからワンタップで反映できます(無料・登録不要)。