履歴書の封筒への入れ方
即答:封筒には、上から①添え状→②履歴書→③職務経歴書→④その他の書類の順に重ね、無色透明のクリアファイルに入れてから封入します。向きは、封筒の表面(宛名側)と書類の表面(添え状の文面側)が同じ向きになるように入れるのが正解です。
封筒への入れ方とは、応募書類を重ねる「順番」、封筒に対する「向き」、そして「クリアファイルの使い方」という封入時の3つのルールのことです。どれも受け取った担当者が開封して読み始めるまでの動作から逆算すると、迷わず正解にたどり着けます。このページでは順番と向きの理由、ケース別の例外、封をする前のチェックリストまでを図解つきで解説します。
結論:重ねる順番と向き(図解)
封筒(表面=宛名側)
└ クリアファイル(無色透明・新品)
├ ① 添え状(送付状) ← 一番上
├ ② 履歴書 ← 写真・氏名面を上に
├ ③ 職務経歴書
└ ④ その他(作品リスト・指定書類など)
向き:封筒の表面と、書類の表面(文字が読める面)を同じ向きに揃える
- 順番:上から添え状→履歴書→職務経歴書→その他です。読む順=重要度の順に重ねます。
- 向き:4点すべての書類の天地と表裏を揃え、封筒の表面側に書類の表面が来るように入れます。
- クリアファイル:書類一式をクリアファイルに入れてから封筒に入れます。雨濡れと折れ・角つぶれを防ぐためです。
なぜこの順番・この向きなのか(根拠と例外)
順番の根拠は、添え状の役割にあります。添え状とは「誰が・何を・何枚送ったか」を最初に伝える書類の目次なので、一番上にないと機能しません。担当者は添え状で同封物を確認し、次に履歴書で人物の概要を見て、職務経歴書で詳細を読みます。この読む順のとおりに重ねるのが正解です。添え状そのものの書き方と文例は添え状(送付状)の書き方と無料テンプレートが主担当です。
向きの根拠は、開封後の動作です。担当者の多くは宛名面を見ながら封を開け、そのまま中身を引き出します。封筒の表面と書類の表面が揃っていれば、引き出した書類がそのまま読める向きで出てきます。逆さま・裏返しで入っていても選考に影響することはまずありませんが、「細部まで整っている」印象は揃えることでしか作れません。
例外は2つあります。第一に、手渡しでは添え状を入れません。口頭の挨拶が添え状の代わりになるためで、封もしません。手渡し当日の所作は手渡し・持参のときの封筒の扱いで解説しています。第二に、三つ折りにした場合は向きのルールが変わります(後述)。
なお、細かい論点では流儀が割れます。当サイトの推奨は次のとおりです。
| 論点 | 諸説 | 当サイトの推奨と理由 |
|---|---|---|
| 履歴書と職務経歴書の順 | 履歴書が先/職務経歴書が先 | 履歴書が先。氏名・写真のある書類が人物特定の起点になるため、先に置く形が広く定着しています |
| クリアファイルの要否 | 必須/なくても失礼ではない | 入れる。マナー違反ではなく実用(雨・折れ対策)なので、100円前後で買える保険として入れます |
| 添え状は新卒・バイトにも必要か | 転職のみ/全員必要 | 郵送なら誰でも付ける。枚数確認という機能はどの応募でも同じだからです |
クリアファイルはどれを使う?
A4サイズ・無色透明・無地の新品を使います。理由は3つです。第一に、色つきや柄入りは中の書類より先に目に入り、書類の印象を邪魔します。第二に、使い古しの白濁や角の割れは、そのまま応募書類の扱いの粗さに見えます。第三に、A4サイズなら角形A4号・角形2号のどちらの封筒にも収まります。社名やロゴ入りのファイル(現職の会社の備品など)は避けてください。
クリアファイルごと提出する前提なので、返却は期待しません。封筒・クリアファイルとも100円ショップやコンビニで購入できます。
ケース別:こんなときはどう入れる?
三つ折りの履歴書はどの向きで入れますか?
三つ折り指定のときは、開いたとき最初に氏名・写真欄が見えるように、書面を内側にして折り、折った状態の「氏名側の面」が封筒の裏側・上端に来る向きで入れます。三つ折りは指定がある場合だけの例外で、折り方の手順は三つ折りの可否と正しい折り方が主担当です。三つ折りサイズの封筒にはクリアファイルは入らないため、省略して構いません。
書類が多くて封筒が膨らみます。それでも1つのクリアファイルに入れますか?
1つのクリアファイルにまとめるのが基本です。10枚を超えるなど厚みが出る場合は、クリアファイルをやめてひとまわり大きい角形2号封筒に替えるか、書類ごとにクリップで留めて整理します(ホチキスは指定がない限り使いません)。
封筒の中で書類が動いてしまいます。
角形A4号にA4書類+クリアファイルを入れた場合、隙間はほとんど生じません。角形2号で気になる場合も、詰め物は不要です。厚紙補強や「折曲厳禁」表記は必須ではありませんが、写真の反りが気になる場合には有効です。
入れ終わったら封はどうしますか?
郵送では、のりで封をしてフタの合わせ目に「〆」を書きます。セロハンテープだけの封は剥がれやすく、見た目も損ないます。封・〆マーク・宛名など封筒の表裏の書き方は封筒の宛名の書き方(郵送・手渡し別の見本つき)で確認してください。手渡しでは封をしません。
封をする前のチェックリスト5項目
封をしてからのやり直しは封筒の買い直しになります。のりを付ける前に、次の5点を確認してください。
- 順番:上から添え状→履歴書→職務経歴書→その他になっているか
- 向き:全書類の天地・表裏が揃い、封筒の表面と書類の表面が同じ向きか
- 同封物:添え状に書いた同封物一覧と、実際の中身が一致しているか
- 記載内容:履歴書の日付・氏名・写真を最終確認したか(封入後のミス発覚が最も痛い)
- 付属品:クリアファイルに入れたか。手渡しなら添え状を抜いたか
このあとの切手・差出・期限の数え方は切手代の早見表と郵送7ステップ(添え状テンプレつき)へ進んでください。
よくある質問
- Q. 順番を間違えたまま封をして出してしまいました。落ちますか?
- A. 順番だけで不合格になることは通常ありません。中身がすべて揃っていれば、選考は記載内容で判断されます。
- Q. クリアファイルなしで送ってしまいました。
- A. 問題ありません。クリアファイルは保護のための任意の配慮で、必須のマナーではありません。
- Q. 書類はクリップやホチキスで留めますか?
- A. どちらも不要です。担当者がコピーやスキャンをするとき、留め具は外す手間になります。
- Q. 履歴書が二つ折り(見開き)のタイプです。開いて入れますか?
- A. 市販のB5・A4見開き履歴書は、折りたたんだ状態(B5またはA4)のまま入れます。見開きの中央折りは「折らない原則」の折り目には数えません。
- Q. 封筒の裏側に書類の表を向けてしまいました。
- A. 向きの不一致はマナー違反ではなく、印象の問題にとどまります。すでに投函済みなら気にする必要はありません。
- Q. 写真は封入前に貼るべきですか?
- A. 貼ってから封入します。同封して「あとで貼ってもらう」形は成立しません。
そもそも書類がまだ揃っていない方へ。 履歴書chanの作成画面では、履歴書をスマホ入力だけでA4のPDFに出力でき、印刷してクリアファイルに入れればこのページの手順どおりに封入できます。登録不要・無料でいますぐ履歴書を作成するからどうぞ。