自己PRの書き方と例文8選
即答:履歴書の自己PRは「①強みの結論 → ②数字入りの根拠エピソード → ③仕事での活かし方」の3文型で書けば完成します。文字数は欄の8割以上が目安です。志望動機が「なぜこの会社か」に答える欄なのに対し、自己PRは「自分は何ができるか」に答える欄です。
自己PRとは、応募先の仕事で発揮できる自分の強みを、根拠となる経験とセットで伝える記述のことです。自慢話の欄でも、性格の紹介欄でもありません。「この人を採用したら、何をしてくれそうか」を採用担当者が想像できれば、その自己PRは機能しています。
まず型を覚える:3文で書ける
次の3文型に流し込めば、誰でも骨格が完成します。自己PRが書けない原因の大半は、白紙から名文を書こうとすることだからです。
- 結論:「私の強みは◯◯です。」——強みは1つに絞ります。
- 根拠:「◯◯(場面)で、◯◯(行動)し、◯◯(数字・結果)でした。」——数字か固有の場面を必ず1つ入れます。
- 活かし方:「この◯◯を、貴社の◯◯の業務でも活かします。」——応募先の仕事に着地させます。
【3文型の骨格】
① 私の強みは、続けると決めたことをやり切る継続力です。
② 大学から始めたランニングを4年間続け、練習記録を毎日つけて
フルマラソンを3回完走しました。
③ 目標を数字で管理してコツコツ積み上げる姿勢は、営業目標の
達成プロセスでもそのまま活かせると考えています。
強みが思いつかない場合は、趣味・特技欄の書き方(そのまま書ける特技60選)の発掘質問が自己PRの題材探しにも使えます。
強み別の例文8本(置き換えて使う)
例文はそのまま写すのではなく、太字部分にあたる「場面・数字」を自分の実体験に置き換えて使ってください。使い回しの文面は面接の深掘りで崩れます。
例文1:継続力(バイト・新卒向け)
私の強みは継続力です。高校から6年間、コンビニエンスストアの
アルバイトを無遅刻で続け、後半の2年間は新人教育も任されました。
決めたことを長く続けて信頼を積み上げる姿勢は、貴社の店舗運営でも
活かせると考えています。
例文2:コミュニケーション力(接客・販売向け)
私の強みは、初対面のお客様と打ち解ける力です。カフェのアルバイト
では常連のお客様の好みを覚えて一言添える接客を心がけ、指名のような
形で声をかけていただくことが増えました。お客様との距離の縮め方は、
貴社の販売業務でも役立てられると考えています。
例文3:責任感(パート・事務向け)
私の強みは、任された仕事を最後までやり切る責任感です。前職では
月末の請求書発行を3年間担当し、締め日に遅れたことは一度もありま
せん。期日を守り正確に仕上げる仕事ぶりで、貴社の事務業務を確実に
支えます。
例文4:計画性(転職・事務向け)
私の強みは計画性です。前職では繁忙期の受注処理を、作業の洗い出しと
前倒しのスケジュール化で例年より2日早く完了させました。先を読んで
段取りを組む力は、複数業務が並行する貴社のポジションでも発揮でき
ます。
例文5:リーダーシップ(新卒・営業向け)
私の強みは、周囲を巻き込んで動く力です。ゼミでは5人の共同研究の
リーダーとして役割分担と週1回の進捗共有を仕組み化し、発表会で
優秀賞を受賞しました。チームで成果を出す進め方は、貴社の営業
チームでも活かせると考えています。
例文6:柔軟性・適応力(転職・異業種向け)
私の強みは、環境の変化に早く適応する力です。前職では店舗から
本社への異動後、未経験の在庫管理システムを1ヶ月で習得し、マニュ
アルを自作して後任の引き継ぎ期間を半減させました。新しい業務を
早く覚えて仕組みに残す力で、貴社でも早期に戦力になります。
例文7:正確性・几帳面さ(経理・製造向け)
私の強みは、細かい作業を正確に続けられることです。前職の検品業務
では、自分なりのチェックリストを作って作業し、年間を通じて出荷
ミスゼロを続けました。ミスを仕組みで防ぐ姿勢は、品質を重視する
貴社の業務に貢献できると考えています。
例文8:体力・行動力(配送・現場職向け)
私の強みは、動きながら考える行動力です。引越しのアルバイトでは
現場ごとに搬出順を自分で組み替える工夫を重ね、リーダーから指名で
現場を任されるようになりました。体力と段取りの両方が求められる
貴社の配送業務で、すぐに力を発揮できます。
志望動機と内容がかぶるときはどう直す?
自己PRと志望動機は、答えるべき質問が違います。かぶったと感じたら、次の表で「どちらの欄の答えを書いてしまったか」を確認してください。
| 欄 | 答える質問 | 主語の中心 | 書く内容 |
|---|---|---|---|
| 志望動機 | なぜこの会社で働きたいのか | 会社と自分の接点 | きっかけ・共感した点・この会社を選んだ理由 |
| 自己PR | 自分は何ができるのか | 自分の強み | 強み・根拠エピソード・仕事での活かし方 |
| 長所(性格)欄 | あなたはどんな人か | 自分の人柄 | 人柄を一言+短い補足 |
重複の典型は、自己PR欄に「貴社の理念に共感し…」と志望理由を書いてしまうパターンです。自己PRの3文目「活かし方」で会社に触れるのは1文までにとどめ、「なぜこの会社か」の本体は志望動機欄に書きます。志望動機側の型と例文は志望動機の書き方と例文60選(自動作成つき)で解説しています。
長所・性格欄との違いは?
長所欄は「粘り強い性格です。一度決めた目標は達成まで続けます」のように人柄を2文程度で書く欄、自己PR欄は数字入りのエピソードで仕事の成果につなげる欄です。様式によっては「長所・短所」「性格」の欄が自己PRと別にあり、同じ強みを2欄に書くと使える紙面がもったいないため、この役割で書き分けます。同じ題材を使う場合でも、長所欄は性格の言葉(粘り強い)、自己PR欄は行動と結果(4年間継続しフルマラソン3回完走)と、抽象度を変えて書き分けます。
文字数と欄の埋め方はどれくらい?
履歴書の自己PR欄は、欄の8割以上を埋めるのが目安です。一般的な様式なら150〜250字程度に収まります。400字指定のエントリーシートなど長文の場合は、3文型の②根拠を「状況→行動→結果」に分解して膨らませます。逆に2〜3行しかない小さな欄なら、①結論と②根拠だけの2文に圧縮して構いません。職務経歴書に書く長文の自己PRとの使い分けは履歴書と職務経歴書の使い分けを参照してください。その他の欄は親ガイドの全10項目の見本つき 履歴書の書き方ガイドで確認できます。
よくある質問
- Q. 自己PRに書ける強みがありません。どう探せばいいですか?
- A. 「人から頼まれること」「3年以上続けていること」「工夫していること」の3つを書き出すと、強みの候補が見つかります。大きな実績である必要はなく、行動の事実があれば3文型に載せられます。
- Q. 自己PRと自己紹介は同じですか?
- A. 違います。自己紹介は経歴や人となりの概要を伝えるもの、自己PRは仕事で発揮できる強みを売り込むものです。履歴書の欄に書くのは自己PRです。
- Q. 強みは2つ以上書いてもいいですか?
- A. 履歴書の欄では1つに絞ることをおすすめします。複数並べると根拠が薄まり、どれも印象に残らなくなります。
- Q. アルバイト経験しかなくても自己PRは書けますか?
- A. 書けます。例文1・2のように、バイトでの行動と数字(継続年数・任された役割)は十分な根拠になります。
- Q. 例文をそのまま写して提出してもバレませんか?
- A. 同じ例文は他の応募者も使ううえ、面接で深掘りされると答えに詰まります。骨格だけ借りて、場面と数字を自分の実体験に置き換えてください。
- Q. 「性格」欄と自己PR欄の両方がある様式はどう書き分けますか?
- A. 性格欄は人柄を一言+補足の2文まで、自己PR欄は数字入りエピソードで仕事につなげる、と抽象度で書き分けます。同じ文章の再掲は避けます。
3文型に沿って入力すれば、自己PRは10分で形になります。 履歴書chanの作成画面では、自己PRも項目に沿って入力するだけで整ったPDFに反映されるため、例文の置き換えからそのまま1枚を完成させられます。登録不要・無料でいますぐ履歴書を作成するからお試しください。