履歴書の「現在に至る」と「以上」の書き方

監修・運営:オルグロー株式会社

有料職業紹介事業許可 13-ユ-313222 / 東京商工会議所常任委員。就職・転職支援の正規許可事業者として、履歴書作成サービス「履歴書chan」を運営しています。運営会社の詳細

即答:在職中の場合、職歴の最終行に左寄せで「現在に至る」、その次の行の右端に「以上」と書きます。「現在に至る」は今も勤めていることを示す言葉、「以上」は職歴の記載がここで終わることを示す言葉なので、在職中は両方書くのが正解です。

「現在に至る」とは、直前に書いた会社に現在も在籍していることを示す職歴欄の定型句です。「以上」とは、学歴・職歴の記載がここで終わり、以降に続きがないことを示す締めの言葉です。役割が違うため、どちらか片方で兼ねることはできません。

まず結論:あなたはどれを書く?(判定表)

あなたの状況 「現在に至る」 「以上」 書き方
在職中(転職活動中を含む) 書く(最終行・左寄せ) 書く(次の行・右端) 見本1
退職済み(現在無職) 書かない 書く(退職行の次の行・右端) 見本2
退職予定日が決まっている 「現在に至る」に代えて予定を書く形も可 書く 見本3
アルバイト勤務中でバイト応募 書く 書く 見本4
職歴なし 書かない 「なし」の次の行に書く 見本5

「以上」はどの状況でも必ず書きます。迷ったら「現在に至るは在職中だけ、以上は全員」と覚えてください。

位置の実寸図解:どの行の・どこに書くか

職歴
2019 4 株式会社◯◯物流 入社
     現在に至る
                    以上
  • 「現在に至る」:年月欄は空欄のまま、職歴の本文欄に左寄せで書きます
  • 「以上」:その次の行の右端に書きます。年月欄は空欄です
  • 行を節約したいときは、最終職歴の行に続けて「現在に至る」を書き、同じ行の右端に「以上」を置く省略形もありますが、行に余裕があれば2行に分けるほうが読みやすい形です

ケース別の見本5つ

見本1:在職中(転職活動中)

2019 4 株式会社◯◯物流 入社
     現在に至る
                    以上

転職活動中であることを職歴欄に書く必要はありません。連絡がつく時間帯などの実務条件は本人希望欄で伝えます。

見本2:退職済み

2019 4 株式会社◯◯物流 入社
2025 8 一身上の都合により退職
                    以上

退職して現在働いていない場合、「現在に至る」は書きません。退職行を書いたら次の行の右端に「以上」で締めます。

見本3:退職予定日が決まっている

2019 4 株式会社◯◯物流 入社
     現在に至る(2026年9月30日 退職予定)
                    以上

退職予定は括弧書きで添えると、入社可能時期が採用側に一目で伝わります。退職日が未定の場合の書き方は在職中・退職予定の職歴の書き方で詳しく解説しています。

見本4:アルバイト勤務中(バイト・パート応募)

2024 6 株式会社◯◯フーズ(◯◯カフェ△△店) アルバイトとして勤務
     現在に至る
                    以上

バイト掛け持ちの応募でも書き方は同じです。バイト歴を職歴に書くかどうかの判断はアルバイト・パート歴の職歴欄への書き方へ。

見本5:職歴なし

職歴
     なし
                    以上

職歴がない場合も「以上」は書きます。「なし」と「以上」で、空欄ではなく「職歴がないことを確認済み」だと伝わります。

よくあるNG3パターン

NG なぜダメか 直し方
在職中なのに「以上」だけ 退職済みと誤読される 最終行に「現在に至る」を追加
「現在に至る」だけで「以上」なし 記載が途中に見える(続きがあるのか不明) 次の行の右端に「以上」
「現在に至る」の後に日付を書く 「現在」に日付は不要(書類の日付欄が基準日) 日付は書かない。退職予定日のみ括弧書き可

書いてから気づいた場合、二重線訂正よりも書き直しが原則です(→書き間違えたときの対処(訂正していいケース・書き直すべきケース))。

よくある質問

Q. 「現在に至る」と「在職中」はどちらを書きますか?
A. どちらも意味は通じますが、履歴書の定型は「現在に至る」です。1枚の中で表現を混在させなければ「在職中」でも減点にはなりません。
Q. 「現在に至る」はいらないと聞きました。本当ですか?
A. 退職済みの人には不要、在職中の人には必要です。「いらない」説は退職済みケースの話が一般化されたもので、在職中に省くと退職済みと誤読されます。
Q. 「以上」を書き忘れて提出してしまいました。
A. 「以上」の欠落だけで不合格になることは通常ありません。面接で職歴に続きがないか聞かれたら、口頭で補足すれば足ります。
Q. 学歴の最後にも「以上」は書きますか?
A. 書きません。「以上」は学歴・職歴セット全体の最後(職歴の末尾)に1回だけ書きます。
Q. 「現在に至る」の年月欄には何を書きますか?
A. 空欄のままにします。年月欄に「現在」と書いたり日付を入れたりする必要はありません。
Q. 転職活動中だと採用側に伝わってしまいますか?
A. 「現在に至る」から分かるのは在籍の事実だけです。応募している時点で転職意思は前提なので、不利には働きません。

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