履歴書の在職中の書き方

監修・運営:オルグロー株式会社

有料職業紹介事業許可 13-ユ-313222 / 東京商工会議所常任委員。就職・転職支援の正規許可事業者として、履歴書作成サービス「履歴書chan」を運営しています。運営会社の詳細

即答:在職中の職歴欄は、入社行の下に「現在に至る」、次の行の右端に「以上」と書けば完成です。退職予定日が確定していれば「現在に至る(2026年9月30日退職予定)」と添えます。未定なら職歴欄には書かず、入社可能時期を本人希望欄か面接で伝えます。

在職中とは、応募の時点でいずれかの勤務先との雇用契約が続いている状態のことです。転職活動中でも、有給消化中でも、退職届を出した後でも、退職日を迎えるまでは在職中に当たります。働きながらの応募は採用側にとって当たり前の状況なので、在職中であること自体が不利に働くことはありません。

退職予定はどこに書く?——4つの状況で判定

「退職予定日が決まっていないのに、書かないと不誠実だろうか」が在職中の最大の迷いどころです。答えは状況で機械的に決まります。

あなたの状況 職歴欄 本人希望欄・面接
退職日が確定している 「現在に至る(◯年◯月◯日退職予定)」と括弧で添える 補足不要
月までほぼ確定(日付は調整中) 「現在に至る(◯年◯月末退職予定)」と書ける 面接で「◯月中に退職予定です」と補足
退職の意思はあるが日付は未定 「現在に至る」のみ 本人希望欄か面接で「内定後1〜2ヶ月で入社可能です」と伝える
まだ退職を切り出していない 「現在に至る」のみ 職歴欄・希望欄とも退職予定には触れない

未定の段階で職歴欄に「退職予定」とだけ書くのは避けます。日付のない予定は情報にならず、「いつ入社できるか」というかえって答えにくい質問を先に立ててしまうためです。採用側が知りたいのは退職の事情ではなく入社可能時期なので、伝えるならその形に変換して伝えます。

「退職予定は書かないほうが有利」説は本当ですか?

諸説が割れる論点なので整理します。

内容 当サイトの評価
説A:確定日は書くべき 入社時期が明確になり、採用計画を立てやすい 推奨。確定日があるのに伏せるメリットはありません
説B:書くと在職先とのトラブルを疑われる 予定の記載自体が不利という説 根拠が薄い説です。日付つきの予定はむしろ計画性の証明になります
説C:未定なら書かない 未確定情報は書類に載せない 推奨。未定の場合はこの説に従います

当サイトの推奨は「確定したら書く・未定なら書かない」です。 書く・書かないを予定の確度で切り替えるだけなので、迷ったら上の判定表に戻ってください。

ケース別の見本6つ

見本1:在職中の基本形(退職予定は未定)

職歴
2019 4 株式会社◯◯商事 入社
     現在に至る
                    以上

「現在に至る」を書く行・「以上」の右端の位置など、締めの2語の詳細ルールは「現在に至る」「以上」を書く位置が主担当ページです。

見本2:退職日が確定している

2019 4 株式会社◯◯商事 入社
     現在に至る(2026年9月30日退職予定)
                    以上

日付まで書くと、採用側は「10月以降に入社可能」と一目で計算できます。年月日は雇用契約上の退職日(最終在籍日)を書き、最終出社日ではない点に注意してください。

見本3:月まで決まっている(日付は調整中)

2019 4 株式会社◯◯商事 入社
     現在に至る(2026年9月末退職予定)
                    以上

「◯月いっぱいで退職予定」という状況は「◯年◯月末退職予定」と書けます。面接では「引き継ぎの都合で日付を調整中ですが、9月中に退職します」と一言添えれば十分です。

見本4:退職日は未定(本人希望欄で入社可能時期を伝える)

職歴欄は見本1と同じ「現在に至る」のみです。伝えたいことがある場合は本人希望欄を使います。

本人希望記入欄
現在在職中のため、採用の際は内定後1ヶ月半程度で入社可能です。
連絡は平日18時以降にお願いいたします。

本人希望欄に書いてよい内容と書き方の全体は本人希望欄に書いていいこと・いけないこと(例文20)が主担当です。

見本5:有給消化中(最終出社は済んでいる)

2019 4 株式会社◯◯商事 入社
     現在に至る(2026年8月31日退職予定)
                    以上

有給消化中も雇用契約は続いているため、扱いは在職中です。「退職済み」と書くと在籍情報と食い違うので、退職日を迎えるまでは「現在に至る」+退職予定日の形を使います。

見本6:パート在職中で、別のパート・正社員に応募する

2021 10 株式会社◯◯フーズ(△△店) パートとして勤務
     現在に至る
                    以上

雇用形態がパート・アルバイトでも在職中の書き方は同じです。バイト・パート歴を書くかどうかの判断そのものはアルバイト・パート歴の職歴欄への書き方が担当しています。

在職中の応募ならではの確認ポイント3つ

職歴欄以外にも、在職中の応募だからこそ食い違いが起きやすい箇所が3つあります。提出前にまとめて確認してください。

  1. 書類の日付欄が「現在」の基準日です。 「現在に至る」の「現在」とは、履歴書の日付欄に書いた提出日(投函日)のことです。作成から提出まで日が空いたら、日付欄を提出日に合わせて更新します。
  2. 連絡先は個人の電話・メールアドレスを書きます。 会社支給の携帯番号や会社のメールアドレスを書くと、応募連絡が在職先の管理下に届くことになり、情報管理の面でも評価を下げます。
  3. 入社可能時期の答えを1つに決めておきます。 職歴欄・本人希望欄・面接の3箇所で言うことがずれると、調整力を疑われます。「内定後◯ヶ月で入社可能」という1つの答えに揃えてから書き始めるのが安全です。

よくあるNG3パターン

NG なぜダメか 直し方
「在職中」とだけ書いて「現在に至る」を書かない 定型から外れ、締めの「以上」との対応も崩れる 「現在に至る」に置き換える(意味は同じで定型が優先)
日付のない「(退職予定)」だけを添える いつ入社できるか分からず、情報として機能しない 未定なら書かず、入社可能時期を本人希望欄で伝える
退職日前なのに退職行(「◯月 退職」)を書いてしまう まだ発生していない事実の記載になり、在籍確認と食い違う 退職日を迎えるまでは「現在に至る(◯日退職予定)」の形にする

よくある質問

Q. 「在職中」と「在籍中」はどちらの表記ですか?
A. 意味はほぼ同じですが、履歴書の文脈では「在職中」が一般的です。職歴欄に書くのはどちらでもなく、定型の「現在に至る」を使います。
Q. 転職活動中だと今の会社に知られたくありません。履歴書から伝わりますか?
A. 履歴書は応募先にしか渡らないため、記載が在職先に伝わることはありません。連絡手段が心配なら、本人希望欄で連絡可能な時間帯を指定します。
Q. 退職予定日を過ぎてから提出する履歴書はどう書きますか?
A. 退職日を過ぎたら在職中ではないため、退職行を書いて締めます。退職理由の文言は「一身上の都合により退職」の使い方と退職理由の書き方で確認できます。
Q. 「現在に至る」の代わりに「在職中」と書いたら不合格になりますか?
A. なりません。意味は通じますが、1枚の中で定型に揃えるほうが読みやすいため、書き直せるなら「現在に至る」に統一します。
Q. 面接で退職日を聞かれたら何と答えますか?
A. 未定なら「内定をいただいてから◯週間〜◯ヶ月で入社できます」と入社可能時期で答えます。社内調整の詳細を説明する必要はありません。
Q. 試用期間中の会社に在職しながら応募しています。書きますか?
A. 書きます。試用期間も雇用契約に基づく在籍なので、通常どおり入社行+「現在に至る」で表します。

在職中の1枚は、働きながらの限られた時間で作ることになります。 履歴書chanの作成画面の職歴自動整形では、「在職中/退職予定あり」を選ぶだけで「現在に至る(◯年◯月◯日退職予定)」の行が自動で整い、この職歴で作成を続けるからスマホでも約10分で仕上げられます(無料・登録不要)。職歴欄全体の型は職歴欄の書き方(雇用形態別の見本15例)にまとまっています。