アルバイト・パートの職歴の書き方
即答:バイト・パート応募の履歴書では、アルバイト歴はそのまま職歴です。「2023 6 株式会社◯◯(△△店) アルバイトとして勤務」のように会社名の後に雇用形態を添えて1行で書きます。社会人の転職では学生時代のバイトは原則書きません。
アルバイト歴とは、雇用契約を結んで時給制・日給制で働いた勤務経験のことで、履歴書の職歴欄に書ける正式な職歴の一種です。「バイトは職歴にならない」という言い方は、正社員の転職市場に限った慣習であり、履歴書のルールとしては誤りです。書くかどうかは「どこに応募するか」と「ほかに職歴があるか」で決まります。
まず結論:あなたのバイト歴は書く?書かない?(判定表)
| 応募先とあなたの状況 | 書く/書かない | 理由 |
|---|---|---|
| バイト・パートに応募する(学生・フリーター) | 書く | バイト歴が実質的な職歴で、レジ・接客経験は即戦力情報になるため |
| パートに応募する(ブランクのある主婦・主夫) | 書く | 過去のパート・バイト経験は勤務イメージを伝える材料になるため |
| 新卒・第二新卒の応募で職歴欄が空く | 書いてよい | 「学生時代のアルバイト」と分かる形なら誤解を生まないため |
| 社会人の転職(正社員歴あり) | 原則書かない | 職歴欄は生計を立てた職業経歴を書く欄という慣習のため |
| 社会人の転職で応募職種に直結する長期バイトがある | 例外的に書いてよい | 実務経験のアピールとして意味を持つため |
| 職歴がアルバイトのみで正社員に応募(フリーター) | 書く | 空欄にすると経歴不明に見え、かえって不利になるため |
「バイトは職歴に含まれるのか」は、実は媒体によって説明が割れる論点です。当サイトの推奨は上の表のとおり「応募の文脈で判定する」です。
| 説 | 内容 | 採用媒体の傾向 |
|---|---|---|
| 説A:職歴=正社員・契約社員の経歴のみ | バイトは職歴欄に書かない | 転職メディアに多い(読者が転職者のため) |
| 説B:雇用されて働いた経験はすべて職歴 | バイトも職歴欄に書く | アルバイト求人媒体に多い |
| 当サイト推奨:応募先で使い分ける | バイト・パート応募と職歴が浅い人は書く。正社員歴のある転職では原則書かない | 両説とも前提が違うだけで、矛盾しない |
基本の型:1行に書く要素は4つです
アルバイト・パートの職歴行は「年」「月」「会社名(店舗名)」「雇用形態+勤務」の4要素で書きます。正社員の「入社」に当たる部分を「アルバイトとして勤務」「パートとして勤務」に置き換えるだけで、それ以外のルールは職歴欄の書き方(雇用形態別の見本15例)と共通です。
- 会社名は正式名称で書きます。 店で働いていた場合も運営会社名が正式で、「株式会社◯◯フーズ(◯◯カフェ△△店)」のように店舗名を括弧で添えます。
- 運営会社が分からない場合は店舗名だけでも構いません。 給与明細・雇用契約書・源泉徴収票に会社名が書かれているので、手元にあれば確認してから書きます。
- 「入社」と書いても間違いではありません。 ただし「アルバイトとして勤務」と雇用形態を添えるほうが、正社員経験と誤解されず誠実です。
ケース別の見本8つ
見本1:アルバイト勤務中で、次のバイトに応募する
職歴
2023 6 株式会社◯◯フーズ(◯◯カフェ△△店) アルバイトとして勤務
現在に至る
以上
在職中の締め方は「現在に至る」+次の行の右端に「以上」です。位置の細かいルールは「現在に至る」「以上」を書く位置が主担当ページです。
見本2:すでに辞めたバイトを書く
2022 4 株式会社◯◯(◯◯ストア△△店) アルバイトとして勤務
2024 3 一身上の都合により退職
辞めた理由が学業・引越し・掛け持ち整理のどれであっても、自己都合なら「一身上の都合により退職」の1行で足ります。理由の書き分けは「一身上の都合により退職」の使い方と退職理由の書き方で解説しています。
見本3:パートに応募する(ブランクのある主婦・主夫)
2015 4 株式会社◯◯スーパー(△△店) パートとして勤務(レジ・品出し担当)
2020 3 出産のため退職
以上
パート応募では、担当業務を括弧で1つ添えると経験が具体的に伝わります。育児・介護によるブランク期間そのものは職歴欄に書く必要はなく、不安がある場合の伝え方は空白期間を不利にしない書き方の例文集が担当しています。
見本4:バイトを掛け持ちしている
2023 4 株式会社◯◯フーズ(◯◯カフェ△△店) アルバイトとして勤務
2024 1 株式会社△△(コンビニ△△□□店) アルバイトとして勤務
現在(2社とも)に至る
以上
掛け持ちは時系列(始めた順)に両方書きます。両方続けている場合は「現在(2社とも)に至る」のように補えば1行で締められます。片方を辞めている場合は、その会社の下に退職行を書きます。
見本5:職歴がバイトのみで、正社員に応募する(フリーター)
2021 4 株式会社◯◯物流(△△センター) アルバイトとして勤務
現在に至る
以上
正社員応募だからといって、バイト歴を隠して「なし」と書くのは避けます。空欄よりも「何をしてきたか」が見えるほうが、面接の話題も作れます。
見本6:新卒・第二新卒で、学生時代のバイトを書く
職歴
なし
※学生時代に株式会社◯◯(塾講師)にてアルバイト経験あり
以上
新卒の慣例では職歴欄は「なし」です。アピールしたいバイト経験がある場合は、正社員歴と誤解されないよう「学生時代に」と明記して1行添える形が安全です。
見本7:短期バイトが多く、まとめて書きたい
2022 7 イベント運営・軽作業の短期アルバイトに従事(株式会社◯◯ほか)
2023 3 同アルバイトを終了
数日〜数週間の単発が続いた期間は、1件ずつ書かず期間として1〜2行にまとめられます。行が足りないときの節約順は職歴欄が足りないときの行の節約順と別紙の使い方にまとめています。
見本8:バイト経験がまだない
職歴
なし
以上
初バイトの応募では「なし」と書けば問題ありません。空欄のままにせず「なし」+「以上」で「書き忘れではない」と伝えます。学歴欄を含むバイト用履歴書の全体像はバイト用履歴書の書き方(高校生・大学生の見本つき)が担当しています。
短期バイトはどこまで書けば詐称にならない?
省略の線引きは、感覚ではなく雇用保険の加入記録を目安にすると客観的に判断できます。雇用保険は原則として「週20時間以上・31日以上の雇用見込み」で加入するため、この条件に当てはまる勤務先は雇用保険被保険者証などの入社手続き書類から在籍が分かります(※加入条件の最新情報は厚生労働省 www.mhlw.go.jp で確認してください)。
- 雇用保険に加入していたバイト・パート:書いておくのが安全です。省略すると、入社手続きの時点で記載との食い違いが見える可能性があります。
- 加入していない単発・短期バイト:省略しても経歴詐称にはあたりません。書くかどうかはアピールになるかで選べます。
- 働いた事実を偽って「盛る」のは短期でもNGです:省略は許されますが、勤務期間を伸ばす・役職を作るなどの創作は詐称です。
よくあるNG3パターン
| NG | なぜダメか | 直し方 |
|---|---|---|
| 会社名を「◯◯カフェでバイト」と通称だけで書く | 正式名称が原則のため雑な印象になる | 「株式会社◯◯フーズ(◯◯カフェ△△店)」の形にする |
| 正社員応募で学生バイトを「入社」とだけ書く | 正社員歴と誤解され、意図せぬ詐称に見えるリスク | 「アルバイトとして勤務」と雇用形態を明記する |
| 書きたくないバイトの期間を別の勤務先で埋める | 事実と異なる記載は経歴詐称になる | 省略は可・創作は不可。空白の伝え方はP13へ |
よくある質問
- Q. 1週間で辞めたバイトも職歴に書きますか?
- A. 雇用保険に加入する前に辞めた短期勤務なら、省略しても詐称にはなりません。アピールにならないと感じるなら書かなくて問題ありません。
- Q. 「アルバイト入社」と「アルバイトとして勤務」はどちらが正しいですか?
- A. どちらも使われており、誤りではありません。雇用形態が一目で分かる「アルバイトとして勤務」を当サイトは推奨します。
- Q. パートの職歴で担当業務まで書くべきですか?
- A. 義務ではありませんが、「レジ・品出し担当」のように1語添えると応募先が経験を判断しやすくなります。長い説明は職務経歴書か面接に回します。
- Q. 高校生のときのバイトは大学生の応募で書けますか?
- A. 書けます。バイト応募では時系列でそのまま書き、ブランクがあっても説明は不要です。
- Q. バイト歴が多すぎて書ききれません。
- A. 応募先に関係の深い勤務先を優先し、残りは省略するか期間でまとめます。まとめ方の具体例は職歴欄が足りないときの行の節約順と別紙の使い方で解説しています。
- Q. 職歴欄に「アルバイト歴」という見出しを立てるのですか?
- A. 見出しは不要で、通常の職歴として時系列に書きます。「職歴」の見出しの下に、雇用形態を添えた行を並べれば十分です。
バイト歴の行を手で整える必要はありません。 履歴書chanの作成画面の職歴自動整形では、勤務先と「アルバイト/パート」「在職中/退職済み」を選ぶだけで、雇用形態つきの正しい職歴行が生成されます。そのままこの職歴で作成を続けるから、スマホでも無料・登録不要で1枚を完成できます。